BPI-R4レビュー②

BPI-R4

ゆのです。

前回に引き続き、ハードウェア周りのレビュー記事になりますが今回は筆者のBPI-R4の状態をベースにレビューしたいと思います。以下が現在の状態です。

以下4つをゆの仕様にカスタマイズしています。

 ①シリアルコンソールの外出し
 ②SFP+スロットの上部にヒートシンクを貼り付け
 ③各チップにヒートシンクを貼り付け
 ④12V駆動のPC用ファンを接続するために12V電源を外出し


各①~④のカスタマイズ内容の詳細です。

①シリアルコンソールの外出し

今後のレビューで行う予定ですが筆者がBPI-R4で稼働させているOSのOpenWrtは現在SNAPSHOT版のみのリリースのため、頻繁にアップデートされます。またSNAPSHOT版ということもあり、挙動が怪しいときもあり、シリアルコンソールでの接続が行えないと何かと不便なため、いつでも接続できるように外出ししました。

BPI-R4のシリアルコンソール接続部分はUSB端子の横にあり、画像の通り左から(基板の内側から)GND、RX、TXとなっています。端子は2.54mmピッチの3ピンです。

筆者は秋葉原の秋月電子で購入できる2.54mm コネクター用ハウジング 3P2.54mmケーブル用コネクターを購入し、AliExpressで購入したUSB-C-シリアル変換基板と組み合わせて常時接続してあります。(ワイヤーは家にあったものを流用)

筆者が使っている写真のような基板むき出しのUSB-シリアル変換基板だとAliExpressで350円~400円程度で購入できます。コネクタ形状やUSB-AやUSB-C、チップの違いで種類がかなりあるので自分の環境に合わせて選んでください。

②SFP+スロットの上部に、③各チップにヒートシンクを貼り付け

筆者はSFP+スロットに10GBASE-Tのモジュールを挿すことも考えていたのでSFP+スロットの上部にヒートシンクを貼り付けました。また④で後述しますが冷却を強化するためにケース上部にPC用ファンを取り付けることを考えていたので専用のCPUクーラーは外して、各チップにヒートシンクを貼り付けました。ヒートシンクはほとんど秋葉原の千石電商で購入しましたがVLIのところの小さいヒートシンクは家に余っていたものを使用しました。

④12V駆動のPC用ファンを接続するために12V電源を外出し

SFP+スロットに10GBASE-Tのモジュールを挿すことを考えていたため、冷却強化用にPC用の8cmファンをケース上部に取り付ける準備を進めていました。PC用の8cmファンは大半が12V駆動の物(ごく一部、5V駆動の物もありますが選択肢が無い上に高い)のため、以下のようにDCコネクタ、USB-Cコネクタの後ろにあるCN19とプリントされたコネクタ部分を使って、12VをPC用ファンコネクタ形状で外出ししました。

使用したCN19のコネクタ形状はXH2.54で、ピンアサインは次のようになっています。

 ① 12V
 ② GND
 ③ GND
 ④ 5V

つまり、12Vの①番とGNDの②番or③番を引き出すことで12Vを取ることができます。筆者は家に余っていたPC用ファンの分岐ケーブルのメスコネクタをぶった切って、千石電商で購入した4ピン XH2.54コネクタ(ケーブル付き)を組み合わせて写真のように作成しました。


そして、最終的にケース上部のフタを8cmのPC用ファンを配置できるようした加工したアクリルボードに置き換え、冷却を強化したBPI-R4になりました\(^O^)/

PC用の8cmファンは静音性と性能を兼ね備えた、PCファン界では王道のNoctuaのNH-A8 FLXにしました。元々静かですが付属のローノイズアダプタ(L.N.A)やウルトラローノイズアダプタ(U.L.N.A.)を使うことで風量は落ちますがもっと静かになります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました