Hi-K0802WSレビュー

ゆのです。

ここ数ヶ月の間に色々な物が急に出回りだした格安の2.5G + 10G SFP+のスイッチの1つであるHi-Sourceの「Hi-K0802WS」をAliExpressで買いましたので簡単にレビューします。

スペックですが公式ページが見つからないので販売ページの商品紹介から抜粋するとこんな感じです。

付属品はスイッチ本体とUS仕様の12V、1AのACアダプタのみ（当然、PSEマーク無し）

早速分解しました（笑）

めちゃめちゃ小さいです。このサイズ感で2.5GbE×8ポート、10GbE SFP+×2ポートなのには驚きです。作りは非常にシンプルでメインチップは1つです。購入前はてっきり最近流行りのRealtekの「RTL8373-CG」を使っている製品だと思っていたのですが違うようで、調べてみるとMaxLinearという会社の「MxL86282C」というチップを使った製品のようです。チップのデータシートを見ると「MxL86282C」は1チップで2.5GbE×8ポート、10GbE SFP+×2ポートをサポートしているのでヒートシンクを剥がしてまでは確認していませんがこれで間違いなさそうです。

なお最近、流行りの2.5GbE×4ポート、10GbE SFP+×2ポートの構成（RealtekのRTL8373-CG）や2.5GbE×8ポート、10GbE SFP+×1ポートの構成（RealtekのRTL8373-CG+RTL8224-CG）な格安スイッチが出回っていますがこれらとはチップが違う製品でした。

Hi-K0802WSはWeb管理機能にも非対応なのでハードウェア周り以外のレビューポイントがほとんどないのですが唯一ツッコミどころがあるとすればフロント右側に謎のスイッチがあります。

VLAN/Link Aggregation Multi-modeの切り替えスイッチらしいです。販売元には「Support Standard working mode and port isolation working mode.」とあるのでVの方にするといくつかのポートを別VLANに分けてくれるんじゃないかと思いますが詳細は不明です。

筆者の自室のスイッチとして使い始めていますが、家にあった10GBASE-TのSFP+モジュールもノーブランドのDACケーブルも普通に使えていますし、何より5300円程度で買った物なので十分満足しています（笑）

なお、このスイッチですが電源は12V、1Aと使いやすいこともあり筆者は下記のようなクイックチャージ(QC）に対応したUSB-AC電源＋QC対応の12Vトリガーケーブルの組み合わせを電源として使っています。

QC対応ではなくUSB-PD対応のトリガーケーブルでも大丈夫ですが12V対応のものを必ず選択するようにしてください。上記の商品であれば赤枠で囲んだところで選択できます。
※よくある普通のUSBポートから12Vへの昇圧するケーブルだと0.7～0.8Aまでしか出力できないため、これらは使用できません。

とりあえず今のところは普通に使えていますのでもし何かあった場合にはこの記事を更新したいと思います。

おまけ

この記事でレビューしているHi-K0802WSですが実は入手まで少しトラブルがありました。筆者がAliExpressで購入した際にHi-K0802WSではなくHi-K0801WS（2.5GbE×8ポート、10GbE SFP+×1ポートな製品）が届くというトラブルが・・・。箱のラベルは正しかったのですが中身が違うというパターンです。

セラーの口コミを見ると、同じ時期に購入したと思われる方から同様のトラブルがあった旨の口コミが2件ほどあったのを見つけたので筆者も見事に同じトラブルに遭ってしまったようです( TДT)
しょうがないのでAliExpressの規定に則って返品処理を進めて、返金してもらいました。返品処理の仕方はググれば出てくるので詳細は記述しませんが今は返品処理のプロセスがしっかりあるのでその通りに進めるだけです。当然ですが筆者側に何もやましいことはないので返品申請はすぐに受け付けられ、数日後に提携？の佐川急便が回収に来るので渡して返品完了です。

返品申請が受け付けられたことが確認できた段階で同じ物を改めて買って届いた物が今回レビューした物になります（笑）